イラストレーター/アーティスト松尾たいこの 日々のこと・映画・本・旅など


by taikoma
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生まれて初めてお花を生けた

生まれて初めてお花を生けた_b0166144_108184.jpg
日本の花火をイメージしてみた第一作は、スモークツリー・ウイキョウ・ユウギリソウ。
もちろん家元に直してもらってます。

谷中の韋駄天で月に一度行われているお花の教室に行きました。
花道みささぎ流の家元が、大阪から来てくれるのです。

13時~始まっていたレッスンは17時までで何時に行ってもいいスタイル。
15時過ぎにちょっと緊張して行ったら、すでに5人ぐらいの生徒さんがお花を生けてます。
家元:「好きな花器を選んで、好きな花を選んで好きに生けてみて下さい。」
ええ~っ、花の名前もよくわからん。
とりあえず30種類ぐらいあるお花をグルーッと眺めてみたり。
スモークツリーが花火みたいだったのでそれをテーマにしてやってみることに。
剣山に花を刺すのも、お花用の鋏で花を切るのもはじめて。
30分ぐらいかかって作ったものを見てもらって、指導して頂きました。

次は、"ふとい"っていう棒みたいなのが使いたくて、でも全然イメージがわかない。
いろいろやってるうちに、大手鞠とさつきばえがかわいいかもって思って組み合わせてみる。
高さとか、ボリュームに変化をつけてみたら、結構いい感じ。
これが第二作。
生まれて初めてお花を生けた_b0166144_14103842.jpg
そして、はじめてのレッスンで学んだこと。
1)自分の好みがわかった。(いろんな色を使うよりも同系色が好き)
2)花は、立体の世界。
普段、絵を描いてると正面から見て平面的にきれいなように形を考えてしまうけど、お花は、正面・左右どこからも立体的に美しく見えるのがいいみたい。
3)ただ花を入れるのではなく、どうやったらその花が美しく見えるかが重要。
ラインも重要で、家元はいらない花や葉っぱは惜しげもなく削っていってしまいます。
茎も自分の気に入ったラインになるように少しづつしならせていきます。
でも出来上がったら、私がそのまま生けたときよりも自然に見えるのが不思議。
手をたくさん入れてるのに、自然に見えるのって、プロのヘアメークさんみたいだなと思った。(すっごい時間をかけたメークなのに、出来上がってみるとほとんど色を感じなくて自然。でも自分のいいところを引き出してくれてる感じ。)

約2時間でしたが、夢中であっという間でした。
しかし、終わると急にぐったり。私の体力は限界です。
続くのかなあ。ちょっと心配。


主な仕事はTAIKO MATSUO ART-WORKSで見られます
古い作品についてはtaikographic
by taikoma | 2009-05-16 23:06 | 日々のこと