イラストレーター/アーティスト松尾たいこの 日々のこと・映画・本・旅など


by taikoma
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

百年の孤独(G・ガルシア=マルケス)

百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))

ガブリエル ガルシア=マルケス / 新潮社

マコンドという村を開拓したブエンディア家の百年の歴史。
ブエンディア家の人々はそれぞれの時代でいろんな人生を歩み、次の世代とかかわり合いながら、生きて行く。
ある人は歴史的な英雄になり、ある人は若くして死んだり忘れ去られたり。
幸せになるかと思えばそのチャンスを逃したり。
栄えた村も最後は廃墟になり、そこに暮らしていた人々もみんないなくなってしまいます。
歴史の中のたった一瞬しか生きられない人間の生命力と、はかなさを感じました。
諸行無常だなあ。

最初のほうでは、みんなが同じような名前で(ホセ・アルカディオとかホセ・アルカディオ・セグントとか)混乱してなかなか読み進めなかったんだけど、途中からどんどん引き込まれて行きました。
架空の村の架空の一家の架空の生活なのに、とても詳細に描かれていて、それなのに普通ではありえない事がたくさん起こります。
かなりファンタジーな感じ。
でもそれが当たり前の事のように描かれている事で、すんなりと他の事柄(例えばみんなが食事をするとか、パーティをするとか)と同じように受け入れられます。

ちょっと村上春樹の「1Q84」みたい。
映画で言うと、「マグノリア」とか。
現実とファンタジーが一緒になってて、こういうのとっても好きなんです。

私が好きなのは、小町娘のレメディオスがシーツに包まれながら空に舞い上がるシーン。
でもこのシーンって有名らしいですね。
レメディオスの自由な生き方も好きです。

読んだ後、しばらくぼおーっとしてしまいました。
読み終わった事がもったいなくて、また最初からいつか読みたいな。
たぶんこの本は読むたびに感じ方が違ってくる気がするから。
すばらしい作品は人生を豊かにしてくれますねっ。


2010えこよみカレンダー販売中
公式サイトTAIKO MATSUO ART-WORKS
by taikoma | 2009-11-05 14:50 |