イラストレーター/アーティスト松尾たいこの 日々のこと・映画・本・旅など


by taikoma
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キャピタリズム

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ものすごく久しぶりの試写会です。
マイケル・ムーア監督の最新作キャピタリズム

簡単にいえば、アメリカの資本主義の現状を描いた映画。
2008年9月のリーマン・ブラザーズの経営破綻から始まった金融危機や住宅ローン(サブプライムローン)の問題など。

弱者側に立った映像は圧倒的でショック。
アメリカってここまでなっちゃったんだ・・・って感じで。
もちろんユーモアたっぷりに、公的資金で救われた銀行へ「金を返せ!」と押し掛けたり、勝手に「逮捕しにきたぞ!」ってメガホンで呼びかけたりのシーンも満載。
見応えあります、この映画。

だけど、アメリカの政治とか経済を知り尽くしてるわけではないので(むしろほとんど知らない)、この映画だけでどちらが悪いって判断するのは危険だと思う。
家を追い出されて途方に暮れてる家族をかわいそう、と同情の目で見る事は簡単だけど、これってたぶんこの問題の一部しか見てないんだと思う。

どちらかが全て正しくてどちらかが全て間違っているということはないはずなので、でもどうしてこんな結果になったのかな?と考える事は大事。
日本はまだここまで悲惨にはなっていないけど、無知なままではいけないな、自分の頭で考えなきゃなって思った。

でも一つだけ思ったのは、最低限の生活は保障されるべきだということ。
「大型テレビを買うとか贅沢をするわけでなく、日々の生活をしたいだけ。」という労働者の気持ちは心に響いた。
そして労働に見合った報酬はもちろん大事だけど、銀行の役員が従業員の400倍の報酬をもらうっていうのはそこまでの格差は必要なのか?って思った。

みんな、考える一歩のためにこの映画おすすめですよ。


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公式サイトTAIKO MATSUO ART-WORKS
by taikoma | 2009-11-06 19:14 | 映画