イラストレーター/アーティスト松尾たいこの 日々のこと・映画・本・旅など


by taikoma
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幻影の書(ポール・オースター)

幻影の書

ポール・オースター / 新潮社

人生で最も大切だったものを失って失望の日々を送る主人公が、ひとつの無声短編映画に魅せられ、若くして映画界から去って行ったその主演俳優ヘクター・マンに関しての本を出す事だけに没頭。
そして死んだと思っていたヘクター・マンが生きていた・・。
そういうところからこのお話は始まります。

ヘクター・マンが監督&主役を演じた映画の描写部分など、文字だけで書かれているし、もちろん実際には撮られていない、この本の中の映画なのに、読んでいるとまるで映画のシーンが次々と頭の中に思い出せるような気持ちになります。
本なのに、映画みたい!目の前で何か演じられているようです。

アルマという女性とのすごく短い愛の日々もヘクター・マンの数奇な人生もその妻との日々も映画も全てが濃密でそしてまぼろしのようで不思議な読後感でした。
あっという間に読めた!


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公式サイトTAIKO MATSUO ART-WORKS
by taikoma | 2009-11-11 18:38 |