イエローキッド
2009年 12月 04日
ライブ感あふれる映画でしたよ。
ボクサー志望の青年と、コアなファンを持つ漫画家のふたりを軸にした物語。
まるでドキュメンタリーみたいなんです。
全体的には、とっても男っぽくて殺伐とした感じ。
ボクサー志望の青年(田村)役の遠藤要の、ギリギリの部分でなんとか精神状態を保ってたのに、ある時点でパアンとはじけちゃって別の雰囲気になるシーンとかすごかった。
なんとなく先が見えない感じの今の時代らしいとも言えるけど、音楽の感じとか映像の感じとか昔の映画を観てるみたいだったな。
漫画家役の岩瀬亮さんの、ちょっと嫌なしつこい感じとか「ああっいやだなあ。」って本心で思ってしまいそうだったし、田村の先輩(榎本)役の玉井英棋さんは本当にボクシングジムにいそうな感じで怖かった。
でんでんも、町田マリーも波岡一基もいいんです。
現実の部分と虚構の部分とが両方あって、最後までどっちかな?ってところもあって、後ひく映画でした。
追加)田村と、一緒に暮らしてるおばあちゃんとのシーンが悲しくてせつないけど温かさと田村のやさしさを感じられていいです。
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