エデン(近藤史恵)
2010年 04月 25日
なのにやっぱりおもしろいの。
自転車競技を実際に見た事もTVで見た事もないっていうのに、おもしろいの。
男の世界とか真剣勝負の世界とかそういう他を寄せ付けない雰囲気というよりは、自転車競技の世界の事なのに、生きて行く全ての事柄に通じる気がする。
彼らの行いとか、考え方とか、駆け引きとか、これからどう生きて行くのかとか。
ツール・ド・フランスを舞台に、初日から最終日まで描かれていて、彼らの心の動きや体調、試合の動向など目が離せなくなりますよ。
汗がほとばしってるのも見えて来る気がするぐらいの臨場感。
ご本人は自転車に乗らないっておっしゃってたんけど、それなのにこんな本が書けるなんてすごいです。
やはりプロの作家って全く違うんだなあって思います。
取材力と構成力と想像力?すごいです。
もうすでに私の中ではこの本は本だけど、映画みたいな位置づけです。
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