はじめての東北、さわやかな夏1日目
2010年 08月 16日
知人のお誘いで初めての東北ー!
秋田の湯沢市でっす。
やっぱり稲庭うどん発祥の地ってことで佐藤養助。
秋田にはたくさんお店を出してるそうですけど、雰囲気のある漆蔵資料館へ。
蔵みたいになってる中のお部屋で稲庭うどん(二味せいろは、醤油だれとゴマ味噌だれ)。
その後訪れた川原毛地獄はものすごく怖い。
いたるところに「有毒ガス注意」「やけど注意」とか書いてあって、怖いから終始息を止めてました。
秋田って奥が深いなあと思ってたけど、夜の西馬音内盆踊りでさらに確信。
(これを目的にした旅だったんですけどね)
こんなにすごいものだとは思ってもみなかった!
夕方は子供たちの踊りが多いらしいのですが、21時を過ぎると、お客様をもてなし終わった地元の女性たちが集まって来る大人タイムなんだって。
まーったく予備知識のないまま行っちゃったんだけど、これって日本の三大盆踊りのひとつらしい。
いきなり入口からいい感じ。
そして着いた先では、編み笠をかぶり端縫いと言われる衣装を着けた女性が静かに優雅に舞ってました。
もう到着したとたん、絶句して口をポカーン。
息を飲んでその美しさに圧倒されました。
途中から、元町長さんが取って下さった二階の桟敷席でまったり見物。
浴衣を着ていったんで、さらにムード盛り上がり!
いやあすごいですよ。
じっくり見ると衣装も二種類。
黒っぽい頭巾をかぶって踊る人は浴衣。(袖の部分が真っ赤あるいはブルー)
背が高くてかっこよさそうな(顔は見えないからね)男性の姿もちらほら。
浴衣は特注も多いらしくって、クモの巣柄とかかっこよかったな。
編み笠をかぶる人は、端縫い衣装。
これは、いろんな端切れを縫い合わせたもの。
配色などかなりアヴァンギャルドな感じがしました。
帯の結びかたも独特で、「ああやってみたいなあ」と思ったり。
(っていうか、着物ってもっと自由でもいいんじゃないの?)
そういう衣装の人たちなので顔は全く見えないの。
手先がツンッときれいに反ってて、静かにクルッと廻ると「ザザッ」っと音が響き渡ります。
地面に砂が撒いてあるの、廻りやすいように。
太鼓やら歌を歌う人とか笛を吹く人たちも老若男女。
ああ、こうやって年齢問わずに楽しく同じ時間を共有してるって楽しいねえ。
最後はみんな編み笠や頭巾を取り払って集まってきて、お囃子衆の演奏に拍手&アンコール。
みんなの高揚した笑顔が印象的でした。
こういう日本のすばらしいものが廃れないで、続いているってことってすごい!
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