イラストレーター/アーティスト松尾たいこの 日々のこと・映画・本・旅など


by taikoma
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ノスタル爺(藤子・F・不二雄)は古い漫画なのに新鮮だよ

藤子不二雄異色短編集〈4〉ノスタル爺 (ゴールデン・コミックス)

藤子 不二雄F / 小学館

異色短編集ってなってるだけあって、本当に不思議なお話ばかり。

SFになるのかな?

星新一の小説の読後感と似てる気がした。
そして1970年代の漫画なのに、古びてなくて今読んでもすごく奇想天外っていうか発想が新しくて楽しい。

私は「どことなくなんとなく」っていうお話が好き。

自分の生きている今になんとなく違和感を感じている主人公。
「何もかも実在感を感じられない。
この世に実在するのは自分の意識だけで、まわりをとりまくものいっさいが自分の意識が生み出した妄想なんじゃないか・・・。」

私もそういう事を何度か真剣に思ってた頃があったのだ。
実は高校生ぐらいまで。

「そんな事を考える私って頭が変なのかも」って、だから誰にも言えなかったけど。

今思えば、身内も含めて自分を理解してくれる人が全く周りにいなくて、周りに対してすごく大きな違和感を感じていたんだろうなあ。

そういう人たちが一般的で、きっと自分だけがとっても変で、だから周りに合わせなきゃねって思って生きてたからなあ。
自分の思っている事をちゃんと主張できるようになったのなんて、絵の仕事を初めてからだもんネー。

それにしても本当におもしろいんでぜひみんなも読んでね。


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by taikoma | 2011-01-31 20:04 |