4/17(日)ETV特集「カズオ・イシグロをさがして」観てね!
2011年 04月 16日
ETV特集「カズオ・イシグロをさがして」が放送されます。
4/17(日)夜10時〜(90分) NHK教育テレビ
『イギリスを代表する作家カズオ・イシグロが10年ぶりに来日。単独インタビューで謎めいた素顔に迫る。映画が公開中の小説「わたしを離さないで」が問う命のありようとは。』
大好きなカズオ・イシグロ。
私もこの番組のためにインタビューを受けたので、ほんの少しだろうけど出演していると思います。(たぶん)
とにかく映ってないにしても、本当に素晴らしい番組になってると思うのでぜひ見て下さいね。
取材を受けた時に、小説の中の一節を朗読してくださいと言われ、選んだのが下の一節。
残念ながら、番組内ではカットされたそうですが。
『何か大事なものをなくしてさ。探しても探しても見つからない。でも、絶望する必要はなかったわけよ。だって、いつも一縷の望みがあったんだもの。いつか大人になって、国中を自由に歩き回れるようになったら、ノーフォークに行くぞ。あそこなら必ず見つかる、って・・・』
これは子供の頃、キャシーとルースがまだ見ぬノーフォークを、先生から「イギリスのロストコーナー」だと言われ、それを「遺失物置き場・・落とし物や忘れ物が保管される場所なんだな。」とおとぎ話のように憧れ、心のよりどころにしていた頃を思い出しての会話。
映画も試写会に行って、ブログに感想を書きました。
"ことさら残酷なシーンを入れること無く、美しい映像と楽しい子ども時代や成長していろんなことを知ってしまう姿、愛し合ったり、なんとか運命を変えようともがき、諦めながらやさしくなっていく様を観ることで、全ての人たちに人生や生命など普遍的なものについて考える時間を持たせてくれると思う。"
あらたにすの「私の書棚」でも小説「わたしを離さないで」を紹介。
"3年前に私が所属しているTISというイラストレーターの団体で「わたしとこの一冊」というテーマで展覧会を開くことになりました。自分の好きな本を選んでその表紙のイラストを描くというもので、私が選んだのは、一度では読み飽きず短期間のうちに何べんも読み返した『わたしを離さないで』でした。"
「わたしを離さないで」の表紙を担当する事になったいきさつなどインタビューを受けました。
本当に大好きで思い入れのある作品。
もちろんカズオ・イシグロさんに会った事はありません。
だからどんな方でどんな声でどんなお話が聞けるのか、とっても楽しみです!
4/22〜松尾たいこ初の大型個展
TaikoMatsuo_Layeredぜひ来てね!
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