なくしたものたちの国:姿をかえ、かたちをかえ、わたしたちはまた出会う
2011年 05月 21日
ざっとストーリーを語ると、「主人公の成子が子供の頃には動物やモノたちとお話しできて、でもそれが出来なくなって、大人になっていろんな人と出会って、悲しい別れを経験して、でも生きていかなくっちゃいけなくて、でも人生は喜びとせつなさで溢れている」っていう感じの短編集。
角田さんとのコラボ本は二冊目。
一冊目のPresentsは、昨日もお知らせしたとおり、文庫で13刷。
でも私としては、二冊目の「なくしたものたちの国」も大好きな本。
みんなどんな感想を持ってくれてるのかなと検索してみた。
3.11以降に読んでくれた人や再読して下さった人、それぞれの感想がズシンと来た。
cheeseのへや
"ときに小説は、不思議に現実そのものよりも心にスッと理解できて、グッと鋭く効くこともある。"
ちょっとお話
"また会いたいです・・・私も、なくしたものに"
きたあかり カフェ
"喪失感を抱えている多くの人たちにおススメします。"
月の川
"失うこと、忘れることは、前に進むうえで必要な過程。決して恐れることはないのだ。"
黒猫の闇鍋
"物語のラストは深読みすると輪廻って言葉がでてくるのだけれど、私にとってこの物語は映画の『ネバーエンディングストーリー』だったり、『ナルニア国物語』だったりするようなファンタジーです。"
私のあとがきから抜粋。
「五つのお話は、どれも私に必要で、たぶん誰もが必要としているお話なんだと思う。なくなっちゃうものも見つかるものもあって、忘れるべき事と忘れても残っていく事もあって、そういうもので人生ってできてる。」
帯文には
「姿をかえ、かたちをかえ、わたしたちはまた出会う。」
そうありたいなあ。
この表紙に使われたボートの絵も、開催中の個展TaikoMatsuo_Layeredで観られるよ。
4/22〜5/29松尾たいこ初の大型個展
TaikoMatsuo_Layeredぜひ来てね!
インテリアにぴったりの犬プリントパネルはいかがでしょうか?
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